1月の近畿マンション発売戸数、26年ぶりに首都圏超え 大阪や神戸で投資物件増え
不動産経済研究所が14日発表した近畿2府4県の1月のマンション発売戸数は、前年同月比55.3%増の1396戸となり、首都圏の実績(1384戸)を上回った。単月ベースで近畿の発売戸数が首都圏を超えるのは1991年3月以来、約26年ぶりとなる。
大阪市や神戸市で投資向けマンションの供給が多かったことで全体を押し上げた。
近畿の発売が前年実績を上回るのは7カ月連続。契約率は8.0ポイント上昇の75.1%で、需要は堅調に推移している。
担当者は「銀行預金の金利が低く、若い世代でも貯金代わりに購入する人が増えている」と話している。
地域別の発売戸数は大阪市が40.0%増の676戸、京都市は43.1%減の70戸、神戸市は3.5倍の203戸だった。
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