三菱自、改竄で販売停止の軽「eKスペース」改良 予定から延期 国内販売テコ入れ
三菱自動車は21日、燃費データを改竄(かいざん)し一時販売停止となった軽自動車「eKスペース」の内外装を一部改良して発売したと発表した。本来は2016年度上期に予定していたが、4月の燃費不正問題を受け延期していた。三菱自から同車の供給を受け「デイズルークス」の車名で販売する日産自動車も車両の内外装を変更し発売した。三菱自は改良車の投入で低迷する国内販売をテコ入れする。
三菱自は燃費不正問題の発覚を受け、4月に「eKワゴン」など軽4車種の生産販売を中止し、7月に再開していた。改良発売したeKスペース、デイズルークスともに車両前方のデザインを変更。ガソリン1リットル当たりの燃費は20.4キロメートル~22.2キロメートル。価格はeKが123万9840円から、デイズは130万6800円から。三菱自は来年3月末までに4700台、日産は月5000台の販売を計画する。
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