来年1月にもロケット発射 堀江貴文さん創業の開発会社 成功なら民間の日本初に

 
インターステラテクノロジズが開発中のロケットのイメージ(同社提供)

 元ライブドア社長の実業家、堀江貴文さんが創業したロケット開発会社「インターステラテクノロジズ」(北海道大樹町)は14日までに、来年1月にも宇宙空間に到達する小型ロケットを打ち上げるとの見通しを明らかにした。同社によると、打ち上げが成功すれば、単独の民間企業としては日本初となる。

 当初は年内の打ち上げを予定していたが、エンジンなどの調整に時間がかかっているという。開発しているのは全長10メートル、直径50センチのロケットで、エタノールと液体酸素を燃料とする。計画では、発射後約2分で無重力状態となり、さらに約2分で大気圏と宇宙空間の境界とされる高度100キロに到達。その後、降下してパラシュートで太平洋に着水する。

 費用の数千万円は、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングなどで賄った。国のロケット発射場を誘致するなど「宇宙のまちづくり」を進める大樹町で、安価に打ち上げられるロケットの開発を進めてきた。