MRJ、13日の予定外着陸は部品カバー破損が原因だった 13日の能登空港
三菱航空機(愛知県豊山町)が開発する国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の試験2号機が、13日の飛行試験で石川県の能登空港に予定外の着陸をした原因は、主翼部品のカバーの破損だったことが27日、分かった。
破損したのは、離着陸時に機体の揚力を増す主翼フラップを動かす部品のカバー。通常よりも高速で飛行する試験中に破損し、異常な振動を確認したという。部品の落下はなく、三菱航空機の関係者は「通常の飛行では安全性に問題はない」としている。
2号機は13日午後、日本海側の空域で飛行試験中に異常が生じたため、愛知県営名古屋空港へ引き返す予定を変更し、能登空港に着陸した。点検や整備を行い、15日に名古屋空港に戻った。
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