ホンダ、中国に新工場建設 見送り一転、販売7カ月連続最高更新
ホンダが中国に新工場を建設することが18日、分かった。中国での販売が好調なため生産能力を増強し、旺盛な需要に対応する。早ければ年内にも建設を始め、2019年ごろの稼働を目指す。
9月の中国でのホンダの新車販売台数は前年同月比46.5%増の12万929台で、7カ月連続で過去最高を更新した。今後も好調な販売が維持できるとみて、新工場の建設に踏み切る。
同社は当初、昨年に新工場の建設に着手する計画だったが、中国の景気減速を受けて、着工を見送っていた。
新工場は、ホンダと現地企業の合弁会社「東風ホンダ」が湖北省武漢に建設する。ホンダはすでに、広東省広州と武漢に自動車の生産拠点があり、中国での年間の生産能力は、輸出向けの5万台も含めて計113万台。ホンダは16年度に中国で110万台の販売を計画している。
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