富士フイルム、中国医薬品企業に110億円を出資 流通網に期待
富士フイルムは13日、中国の医薬品企業、華潤医薬集団に出資すると発表した。華潤医薬が香港取引所で新規株式公開(IPO)するのに合わせ、8億2千万香港ドル(約110億円)相当の普通株を取得する。
富士フイルムによると、華潤医薬は政府系巨大複合企業「華潤集団」の傘下企業で、バイオ医薬、漢方薬などを含む医薬品の製造、小売りを手掛けている。充実した流通網が強みで、中国に100以上の物流拠点を持ち、4万以上の病院に医薬品を直販している。
富士フイルムは医療機器や医薬品、再生医療などヘルスケア事業の強化を掲げており、出資を通じて中国の医薬品事業の拡大を図る。
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