8月のスーパー売上高は2・9%減 天候不順で主要全品目不振、衣料品はほぼ10%減

 

 日本チェーンストア協会が21日発表した8月の全国のスーパー売上高は、既存店ベースで前年同月比2・9%減となり、2カ月ぶりに前年を下回った。台風による天候不順で、主力の食料品や衣料品の売り上げが減った。

 部門別では、食料品はキャベツやレタスなどが不調で、1・2%のマイナス。秋物の売れ行きが鈍かった衣料品は、9・7%減だった。エアコンなどが不調だった住宅関連品も5・0%減少した。

 同協会は8月の売上高がマイナスだった要因について、天候不順に加え、「消費者にデフレ志向が浸透し、少しでも安いモノを買う行動が広がっている」と分析。9月も現時点では、すべての品目で販売が苦戦しているという。