日本勢は映像・音響の最新技術をアピール ドイツ家電見本市が開幕
世界最大級の家電見本市「IFA2016」が2日、ベルリンで開幕した。パナソニックやソニーなどの日本勢は映像や音響の最新技術をアピールし、海外メーカーに対抗。白物家電は各社とも、機器をインターネットにつなぎ新たなサービスを提供する「モノのインターネット(IoT)」技術を活用した展示が目立った。
パナソニックは厚さ4・5ミリの次世代パネル「有機EL」を採用したテレビを出展。有機ELパネルは黒色の鮮明さが欠けるとされるが、独自技術で暗部をくっきりと再現した。ソニーのヘッドホンは耳のカップの電源を入れると周囲の雑音を低減する機能を洗練させ、装着したままでも周囲の会話を聞き取ることなどができる。
一方、韓国サムスン電子は未来のテレビとされる「量子ドット」技術を使った省エネで色鮮やかな湾曲型のディスプレーを公開した。(共同)
関連記事