アサヒ、乳児食を自主回収 6万個、樹脂片混入で

 
アサヒグループ食品が自主回収する「栄養マルシェ鶏とおさかなのベビーランチ」

 アサヒグループ食品は29日、和光堂ブランドで展開する乳児向け食品「栄養マルシェ」の2商品を自主回収すると発表した。樹脂片が混入した商品が見つかったためで、同じ日に製造した約6万個を対象にする。今のところ健康被害の報告はないという。

 対象は「鶏とおさかなのベビーランチ」のうち賞味期限が2017年12月14日のものと「和野菜のベビーランチ」のうち賞味期限が17年12月10日のもの。商品と引き換えにクオカードで代金の相当額を返す。いずれも今年6月14日に製造した。

 購入した客から8月3日、異物混入の指摘があった。社内で調査したところ、2商品の中に入っている鶏のおかゆに、青色のポリエチレン樹脂片が二つ混入していた。長さはそれぞれ4センチと2センチだった。

 商品は委託先の岡山県内の工場で生産。製造設備にポリエチレン樹脂は使っておらず、混入原因は特定できていない。

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