ドコモ・バイクシェア、近ツーと業務提携 訪日客の利用促す
自転車のシェアリングサービスを提供するドコモ・バイクシェア(東京都墨田区)は、このほど近畿日本ツーリストと業務提携した。コミュニティーサイクルの訪日外国人による利用拡大や受け入れ体制を整備するのが狙い。
コミュニティーサイクルは、街中に複数の自転車貸出拠点(ポート)を設置し、利用者はどこでも貸し出し、返却ができる新交通手段。海外ではパリやニューヨーク、ロンドンなどで普及しており、日本でも都市部を中心に設置が進みつつある。現在、日本には280カ所以上のサイクルポートがあり、2700台以上の自転車が利用できるという。
訪日外国人旅行客はコミュニティーサイクルシステムの利便性を認知しており、観光で自転車を活用する意識が高いとされる。コミュニティーサイクルシステムを整備し、訪日外国人旅行客の利用を促す。
今後、東京都内で訪日外国人向けの1日利用パスを販売したり、チケット交換拠点を整備する。また、宿泊施設や観光施設でサイクルポートを設置する予定だ。1日利用パスの販売拠点は2017年3月末までに30カ所に増やす計画だ。
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