DeNA、国内初の自動運転バス運行 幕張新都心で体験乗車
IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)が1日、自動運転バスの試験運行を千葉市美浜区で始めた。一般の客を乗せて走らせる試みは国内で初めてで、安全性などを実証して今後の事業展開につなげる。
試験運行は、広大なショッピングモールでの導入を視野に入れる流通大手イオンが提案した。イオンモール幕張新都心に隣接する公園に往復500メートルの専用コースを作り、時速約10キロで体験乗車してもらう。
バスはフランスの自動運転開発会社「イージーマイル」製で、全長4メートル、幅2メートル、定員12人。衛星利用測位システム(GPS)で設定したルートを自動で走り、障害物は車体前後のカメラや四隅のセンサーで検知し停車する仕組みだ。
公道での自動運転は法規上できないが、DeNAの担当者は「大学構内や工場など、一定範囲内の移動サービスを無人で行える利点は大きい」とPRした。
関連記事