富士フイルムHD、円高で4~6月期は減収減益 通期予想は変えず

 
平成28年4~6月期連結決算について説明する富士フイルムホールディングスの助野健児社長(右)、吉沢勝取締役執行役員=27日、東京都中央区(宇野貴文撮影)

 富士フイルムホールディングスが27日発表した平成28年4~6月期連結決算は売上高が前年同期比7.4%減の5470億円、最終利益は54.1%減の111億円と減収減益になった。最終利益1250億円(1.4%増)など通期予想は据え置いた。

 円高が減収・減益要因となったほか、分社化を進めている米ゼロックス社向けの輸出減などの影響で、オフィスプリンターなど「ドキュメントソリューション部門」が大幅減益となった。