日本郵便、全特から初の役員

 

 日本郵便は28日、全国郵便局長会(全特)の前会長(現顧問)で富士見鶴瀬東郵便局長の大沢誠氏(66)を同日付で専務執行役員に迎える人事を発表した。全特から役員を招くのは初めて。国政選挙で組織内候補を擁立するなど、強い政治力を持つ全特だが、経営とは一線を画してきた。大沢氏の就任で、日本郵政グループと全特の関係が変化する可能性がある。同日付で、高橋亨社長(61)が代表権のある会長に就き、後任に三井住友アセットマネジメント前社長の横山邦男氏(59)が就任した。