ホテルオークラ東京の建て替え、新日鉄興和や大成建設が出資 オフィス部分の運営に協力

 
平成31年開業予定の「ホテルオークラ東京」の完成イメージ

 ホテルオークラは1日、2019年開業予定のホテルオークラ東京(港区)の建て替え計画で、新日鉄興和不動産や大成建設などと特別目的会社(SPC)を設立したと発表した。

 高層棟のオフィス部分(8~25階、延べ6万4千平方メートル)をSPCに譲渡、出資各社のノウハウで運営する。譲渡額は非公表だが数百億円とみられ、オークラは、1100億円に上る建て替え費用を抑えてホテル運営に注力する。

 SPCは、同じビルに入るオークラの優待利用やホテルへの空港リムジンバスが使える利点を生かし、テナントを募る。