2014.11.17 22:04
大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストの話
「7~9月期の国内総生産(GDP)成長率は全般的に想定より悪かった。ただ、必ずしも悪い数字ばかりではない。在庫調整の進展が確認でき、輸入の上振れからも今後の国内需要の回復も期待できる。鉱工業生産指数は9月に底入れしており、10、11月の生産も増加する予測だ。2月から景気後退局面に入った感があるが、8月までの短期で終わり、今後は緩やかな回復をたどるだろう。10~12月期の実質GDP成長率は年率で3・6%を予想する。アベノミクスの恩恵を受けていない低所得者や中小企業、地方などへの下支え策を示した上で、予定通り来年10月に再増税したほうが良いと考えている」