2014.9.19 05:59
韓国産キムチの輸出不振が続いている。国有企業の韓国農水食品流通公社によると、同国のキムチ輸出は2012年11月に前月比3.8%の減少に転じた後、今年7月まで21カ月連続の減少となった。今年1~7月の輸出量は前年同期比3.3%減の1万4725トン、輸出額は同5.7%減の5049万ドル(約54億8000万円)だった。現地紙聯合(れんごう)ニュースなどが報じた。
不振の要因は輸出の約7割を占める日本の需要減少だ。同社幹部は「円安によって韓国産キムチの価格競争力が落ちているのに加え、両国の関係改善の遅れも影響している」と分析。日本メーカーが自国の消費者の味覚に合った商品開発に成功しているとの見解も示した。