甘粛省蘭州ラーメン産業連合会が先月下旬、旗揚げした。王幸軍会長は「蘭州ラーメンは世界的ファストフードチェーンであるマクドナルドやKFCの経営モデルに学び、団結して世界的発展を果たし、中国の小麦粉文化の粋を伝えていきたい」と抱負を語った。
連合会は甘粛省商務庁や省民生庁、省食品薬品監督管理局の認可を受けており、蘭州ラーメンの加工販売、科学研究、流通、金融分野の産業組織が任意で参加する業界団体。メンバーには蘭州裕盛実業、蘭州東方宮清真餐飲、甘粛金強清真餐飲服務、蘭州金渤生物科技、甘粛康健消毒清洗など数十社が名を連ねている。
蘭州ラーメンは蘭州牛肉麺とも呼ばれ、回族の馬保子が1915年に作ったのが始まりといわれている。2006年には甘粛省非物質文化遺産に選ばれた。不完全な統計によると、現在、中国にある蘭州ラーメン店は約5万軒、約56万人が関連の仕事に従事し、年間売上額は約200億元(約3300億円)に上っている。