フィリピン政府が海賊版製品との戦いを続けている。同国知的財産局によると、2005年以降の同国内の海賊版製品押収額は今年、累計で352億ペソ(約813億円)を突破した。
同局幹部は「海賊版製品の横行は権利者のみならず、政府にも損失を与えている」と述べ、今後も撲滅に向けた取り組みを続ける意向を示している。現地紙インクワイアラーなどが報じた。
同国内で流通する海賊版製品で最も多いのはルイ・ヴィトンやグッチなどのブランド製品で全体の4割を占め、以下、携帯電話などの電機製品、映画・音楽などのCD・DVDソフトと続く。