メガソーラーを救う草食動物たち 雑草モグモグ…発電量維持と経費削減に貢献 (1/4ページ)

2013.10.20 07:00

  • 大分石油が雑草対策のため購入したエミュー=大分県宇佐市


 原子力発電の代替エネルギー確保などを目的に休耕田や耕作放棄地などを活用して、全国各地で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置が相次いでいる。

 その稼働で課題となっているのが、日照を遮る雑草だ。除草剤の散布や防草シートの敷設などの対策も講じられているが、企業によっては発電量の維持とコスト削減を兼ね、羊やダチョウに似た豪州原産の鳥・エミューといった草食動物の放し飼いに取り組んでいる。

 300万円の経費削減

 ウールの総合メーカーとして知られ、繊維産業の発展に寄与してきた毛織物の大手「ニッケ」(大阪市中央区)は、兵庫県稲美町と明石市にかけて広がるゴルフ場跡地約22万平方メートルに太陽光パネル約5万5千枚を設置した「ニッケまちなか発電所明石土山」を開設。10月1日から一部稼働を始め、来年2月の完成時には総出力が一般家庭約3850世帯分に相当する1万6800キロワットになる見込みだ。

羊がパネルに上がったり、ひづめでパネルを割るなどの懸念があったが…

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