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パリ市長、20年までにディーゼル車の一掃目指す 自動車依存から脱却 (1/3ページ)

2014.12.9 09:20

クリスマスのイルミネーションに飾られたシャンゼリゼ大通り。自動車の交通量が多く、凱旋門がかすんでみる=2014年11月20日、フランス・首都パリ(ロイター)

クリスマスのイルミネーションに飾られたシャンゼリゼ大通り。自動車の交通量が多く、凱旋門がかすんでみる=2014年11月20日、フランス・首都パリ(ロイター)【拡大】

  • 市庁舎で記者会見するパリのアンヌ・イダルゴ市長=2014年11月7日、フランス・首都パリ(ロイター)
  • フランス・首都パリ市街

 大気汚染が危険水準に達したとして今年3月、市内と近郊で20年ぶりとなる自動車の運転規制を実施したパリのアンヌ・イダルゴ市長(55)が7日、2020年までに市内でのディーゼル車の運行を全面禁止し、歴史的建築物が立ち並ぶ中心部への自動車の乗り入れを制限するとともに“歩行者優先ゾーン”を新設する考えを明らかにした。大気汚染の原因の一つであるディーゼル車を一掃することで大気汚染をなくし、自動車依存社会からの脱却を図りたい考えだ。

 中心は車両乗り入れ制限

 「2001年には自家用車を持たないパリジャンは全体の40%だったが、11年には60%に増えている。時代は急速に変化しており、パリでディーゼル車を目にするのは20年で最後にしたい」

 イダルゴ市長は7日、毎週日曜日発行のジュルナル・デュ・ディマンシュ紙とのインタビューでこう明言し、ディーゼル車の一掃と歩行者にやさしい街作りに取り組む姿勢を示した。

 フランス通信(AFP)や英BBC放送(いずれも電子版)などによると、市長は低所得者向けに製造された旧式車を除くディーゼル車の市内乗り入れ禁止を表明。

「大気汚染の渓谷」解消狙う

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