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「英雄」も犠牲 医師襲うエボラ 医療関係者100人感染 半数死亡 (2/3ページ)

2014.7.31 00:01

エボラ出血熱の流行が疑われる国=2014年4月8日現在

エボラ出血熱の流行が疑われる国=2014年4月8日現在【拡大】

 今月(7月)23日に感染が確認され、首都フリータウンにあるMSFの医療施設に運ばれ治療を受けていた。入院時にはミアタ・カーボ保健相が「人々の命を救うために多大な犠牲を払った国家の英雄だ」と称賛し回復を祈っていたが、救えなかった。このセンターでは(7月)20日にも看護婦3人が亡くなっている。

 感染経路は不明だが、治療に当たる医師らは全身を覆う防護服やマスク、手袋、長靴を着用し、細心の注意を払っている。

 カーン医師も6月下旬に、ロイター通信の取材を受けた際、「自分の人生を大切にしているから、最大限のチェックをしている」と話し、自分のオフィスに、“警察官”と名付けた大きな鏡を取り付けたことを明かしていた。隔離病棟に入る前に、防護服に穴が開いていないか調べるためだ。

 だが、エボラはそんな医師たちの命を次々に奪っている。カーン医師が亡くなる2日前には、リベリアの医療当局者でもあるサミュエル・ブリスベーン医師が感染で死亡。さらにリベリアでボランティアとして治療に参加していた米国人のケント・ブラントリー医師(33)も感染が確認された。隔離病棟で治療を受けているが、重篤な状況という。

「エボラウイルスが山火事のように広がる恐れがある」

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