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【軍事情勢】「弱兵・腐敗」と断じる 中国海軍の未熟な慣熟訓練 (6/6ページ)

2014.2.9 13:12

昨年11月6日、北京で軍幹部と握手を交わす習近平国家主席(党総書記)。この日、習氏は必ず勝利する強い軍隊の実現を呼び掛けたが、「弱兵」が中国軍に染みついた軍柄だ(新華社=共同)

昨年11月6日、北京で軍幹部と握手を交わす習近平国家主席(党総書記)。この日、習氏は必ず勝利する強い軍隊の実現を呼び掛けたが、「弱兵」が中国軍に染みついた軍柄だ(新華社=共同)【拡大】

 ところで、中国軍とソ連赤軍の共通点を前述したが、《督戦隊》を加えたい。弱い割に残虐(弱い故に残虐?)な中国軍は督戦隊をもって自軍を後方より監視し、命令なしに逃亡・降伏する味方将兵を容赦なく射殺し、継戦を強制した。

 1937年の第二次上海事変や南京攻略戦でも大量殺戮を断行。トーチカを外から施錠し、塹壕内で将兵を鎖でつなぎ、志願兵でもない同胞に死を前提に戦わせた。

 軍紀・士気を保つための督戦隊投入は、今尚「弱さ」「腐敗」を「軍柄」とする中国軍文化を考慮すると可能性として残る。そうであれば、わが国島嶼部への中国軍上陸部隊に対し、自衛隊が緒戦で後方の督戦隊を撃破、逃走水面・逃走路を開ければ中国兵の大量逃亡を誘発できる。ただし、潰走する敗残兵が軍服を脱ぎ、私服=便衣に着替える余裕を与えてはならぬ。

 「中国人民を大虐殺した」と、又ぞろ歴史に捏造の一頁を加える《世論戦》への毒牙を摘み取っておくのだ。(政治部専門委員 野口裕之)

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