大韓サッカー協会は7月31日、東アジア連盟に対し「日本の応援団が試合開始直後、大きな旭日旗(きょくじつき)を掲げて韓国応援団を刺激したのが発端」と反論する文書を提出。「旭日旗は、韓国国民にとっては歴史的な痛みを呼び起こす象徴だ」と説明している。
旭日旗をめぐっては主要紙、朝鮮日報(電子版)が7月30日、「『旭日旗』は見て見ぬふりの日本政府・メディア」と題し、「日本のメディアは自国のサポーターが帝国主義による侵略の象徴である旭日旗を使って応援していたことについては一切報道していない」と非難した。
どちらも軽薄
旭日旗に対し、海外で韓国だけが問題視している現実にもいらだちを隠さない。主要紙、中央日報(電子版)は8月1日、「韓国の国民なら、競技場で旭日旗が堂々とはためくのをみると怒りがこみ上げてくるはずだ。しかし現実は冷静だ。国際社会では旭日旗に対し『何が問題なのか』という雰囲気だ」「現在、日本の海上自衛隊旗として使われている。このため国際社会では『もう一つの国旗』程度と認識されている」と、韓国側に勝算がないことも指摘している。