自転車で走るのが気持ち良い季節が訪れた。子供用の自転車もデザインや色のバリエーションが増え、選ぶ楽しみもある。ただ、自転車は子供の命を預ける乗り物。安全に自転車に乗るには子供の体格に合った自転車を選ぶことが大切だ。専門家に聞いた。(油原聡子)
命預ける乗り物
「子供用の自転車を選ぶときに大事なのは、体に合った自転車を選ぶことです」と話すのは、自転車協会の大久保薫さんだ。
初めて自転車に乗るときや幼児の場合はまず、サドルにまたがって、両足のかかとが地面につくかどうか確認する。かかとが地面につけばバランスを崩さないで止まれる。
次に確認したいのがブレーキだ。ブレーキをかけるとき、ブレーキレバーに指が届くかどうか。子供は力が弱いので、ブレーキレバーをしっかり握れるかまで確認する。ハンドルの幅も気をつける。前輪と後輪の間のホイールベースが長過ぎると前傾姿勢になり過ぎてしまい、注意が必要だ。