発泡性の日本酒を普及させようと、9県の蔵元でつくる「awa酒協会」は13日、各蔵元が商品化したスパークリング日本酒の認証式と試飲イベントを東京都内で開いた。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据えて「泡の日本酒を乾杯酒にしてほしい」と意気込んでいる。
同協会は、欧州のスパークリングワインの定義を応用した独自の認定基準を設定。国産米を使って色は透明、自然発酵による二酸化炭素のみで外部注入はしないなどの6項目を定めた。
この日は8蔵元の9商品が壇上に並んだ。基準を満たす商品の製造は従来に比べて手間と時間がかかるといい、価格は720~750ミリリットルで4000円~5000円台。
永井酒造(群馬)社長の永井則吉協会理事長は「フランスにおけるシャンパンのように、日本ではawa酒と言われるように努力したい」と話した。