【御嶽山噴火】観光、農業、市民生活…周辺住民に募る降灰への懸念 (1/3ページ)

2014.9.29 08:50

長野県木曽町内では降灰が続き、道路清掃車が出動し清掃にあたった=28日(早坂洋祐撮影)

長野県木曽町内では降灰が続き、道路清掃車が出動し清掃にあたった=28日(早坂洋祐撮影)【拡大】

 日本百名山の一つ、御嶽山。そのふもとに暮らす人々は、さまざまな山の恩恵を受けてきた。だが、いったん噴火などの災害が発生すると、生活に大きな影響を与えることになる。すでに今回も、周辺自治体では広範囲で降灰が確認されており、住民らは被害の拡大を心配している。

観光のかき入れ時に…

 長野県の木曽町観光協会によると、噴火を受けて町内のホテルや旅館などの宿泊施設ではキャンセルが相次いだ。同協会にも「電車は動いているのか」「火山灰はどこまで降っているのか」などの問い合わせが多数寄せられているという。

 木曽町観光協会は28日、10月初旬に予定していた「開田高原そば祭り」と「木曽駒高原きのこまつり」の中止を決めた。

 同協会の須藤邦男事務局長(58)は救助活動が最優先としながらも、「観光客のかき入れ時にこうした状況になり、今後の見通しは真っ暗な状況だ」と肩を落とし、「観光客の減少で、土産屋や飲食店、温泉施設など地元の経済への影響が心配だ」と語った。

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