御嶽山の噴火で、上空に立ち上る噴煙=27日午後2時6分、共同通信社機から【拡大】
安倍晋三首相は27日夕、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山の噴火を受け、被災者救助や登山者の安全確保のため自衛隊の現地派遣を指示した。官邸で記者団に明らかにした。
首相は、官邸の危機管理センターで状況報告を受けた後、「現時点で負傷者がいると確認されている。なお200人近くが下山中であるということだが、詳細はなお確認中だ」と記者団に述べた。また、「被災者の救助、登山者の安全確保に全力を尽くすよう指示した」と語った。さらに、午後5時からの臨時閣議後、関係閣僚会議を開くことも明らかにした。
首相は、米ニューヨークでの国連総会出席を終え政府専用機で帰国後、羽田空港からそのまま官邸に直行した。