中国人の技能実習生にアルバイトをさせたとして、大阪府警外事課は18日、入管難民法違反(不法就労助長)の容疑でパキスタン人の貿易商の男(34)=同府羽曳野市古市=ら2人を逮捕したと発表した。
逮捕容疑は1~4月、同市古市にある自身の会社の作業場で、アルバイトが認められていない中国人実習生2人を働かせたとしている。「日当を払った」と容疑を認めているという。
実習生2人は家電製品や中古自転車をコンテナに積み込む仕事をしていた。府警は2人も同法違反(無許可活動)容疑で逮捕した。
府警によると、男は中東や東南アジアにコンテナを輸出。複数の外国人が作業場を出入りしており、府警は、不法就労の拠点となる「ヤード」だったとみて実態解明を進める。