【STAPキーマン 笹井氏会見詳報】(4)功名心否定「手助けしたかっただけ」 小保方氏の不服「心痛んだ」 (1/5ページ)

2014.4.16 19:55

会見する笹井芳樹・理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長=16日午後、東京都千代田区(小野淳一撮影)

会見する笹井芳樹・理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長=16日午後、東京都千代田区(小野淳一撮影)【拡大】

  • 会見する笹井芳樹・理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長=16日午後、東京都千代田区(小野淳一撮影)
  • 会見で謝罪、頭を下げる笹井芳樹・理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長(中央)=16日午後、東京都千代田区(小野淳一撮影)

 (16:00~17:00)

 《新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で、共著者で理化学研究所発生・再生科学総合研究センター副センター長の笹井芳樹氏(52)への質疑応答が続いている》

 《笹井氏は36歳で京都大教授に就任し、有力な科学誌にたびたび論文を掲載してきた。ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏(51)とは、万能細胞研究の分野で競い合ってきたライバルだ。山中氏より先にノーベル賞候補として挙げられていただけに、記者からは、成果を急いだのではないかとの質問がぶつけられた》

 --STAP細胞研究を通じて功名心はなかったか

 笹井氏「それは、私のですか」

 《STAP細胞研究がiPS細胞と比較されることが多いことは、笹井氏も認識しているのだろう。穏やかな口調から一転、身を乗り出すようにして記者に確認をした》

 笹井氏「純粋にアドバイザーとして、若手研究者が発見した独創的な研究を世界に届ける手助けをしたいと思っただけで、最初は共著者にも入るつもりもありませんでした。自分自身の仕事として、STAP細胞を考えたことはありませんでした」

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