NHKは22日、来年4月からの朝の連続テレビ小説が「半分、青い。」に決まったと発表した。脚本は北川悦吏子さん(55)が務める。
物語の主な舞台は、昭和40年代から現代にかけての岐阜・東濃地方と東京。病気で片耳を失聴したヒロイン・鈴愛(すずめ)が失敗を繰り返しながらも、ものづくりに励み、やがて家電業界に「新風」を巻き起こす-というストーリーとなる。
北川さんはこれまで、ドラマ「愛していると言ってくれ」や「ロングバケーション」、「ビューティフルライフ」、「オレンジデイズ」などを手掛けた人気脚本家。朝ドラの脚本は初めてとなる。
制作発表会見に出席した北川さんは、「私と朝ドラは、実は同じ年(昭和36年)生まれなんです。『私たち、やっとめぐり会えたね』という感じで、うれしいですね」と満面の笑顔で語った。
制作統括の勝田夏子チーフプロデューサーは、「『恋愛ドラマの神様』である北川さんが、満を持して朝ドラの脚本を書きます。近年の朝ドラでは異色のタイトルですが、ヒロインと一緒にドキドキワクワクしてもらえる作品にしたいと思います」と述べた。
「半分、青い。」は、放送中の「べっぴんさん」、今秋スタートの「わろてんか」に続く作品。クランクインは秋ごろを想定している。