ホンダは16日、2018年度に入社する新卒採用を820人とする計画を発表した。17年度入社の内定者(791人)に比べ高卒を中心に約30人増やし、現場力の強化を目指す。17年度に実施する中途採用は技術系を中心に前年比2倍超の590人に増やし、自動運転や電動化など新分野の即戦力を確保する。
新卒採用の内訳は大卒の技術系が500人、事務系が60人で前年とほぼ横ばいを計画する。高卒は260人と、前年の224人から大幅に増やす。
中途は16年度に278人を採用したが、17年度は中核技術の変化に対応して大幅に拡大する。
一方、ヤマハ発動機は同日、18年度入社の新卒採用で書類選考にあたる「エントリーシート」を廃止すると発表。応募者は適性検査を通過すれば書類選考なしで面接試験に進むことになり、「直接面談する機会を増やし、人物本位の選考をしたい」(広報グループ)。18年度入社の新卒採用はほぼ前年実績並みの250人を計画する。