アニメ映画「君の名は。」の興行収入が11日時点で205億1千万円となり、2001年公開の「ハリー・ポッターと賢者の石」(203億円)を抜いて、日本の邦画、洋画を含めた歴代4位に浮上したことがわかった。
興行通信社の調べによる。「君の名は。」は8月26日に封切られ、大ヒット。観客動員は今月11日時点で1578万人を超えた。11月27日までに当時邦画歴代3位の「もののけ姫」(193億円)を抜き、今月4日までに同2位の「ハウルの動く城」(196億円)を上回って、3週続けてランキングを上げる快挙となった。
トップ3は「千と千尋の神隠し」「タイタニック」「アナと雪の女王」の3作で、3位のアナ雪は254億8千万円で、まだ50億円近い開きがある。東宝では「君の名は。」を越年するロングラン公開を決めており、アナ雪追撃が注目される。
今月10、11日の週末興行は「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」や仮面ライダー劇場版新作などの公開が始まった。公開16週目の「君の名は。」は初めて5位まで後退したものの、スクリーン数は354あり、1週間の興行収入は5億円を超えるなど、新作に遜色ない動員力を維持している。今週末以降も年末年始用映画の新作公開が続くため、減速は避けられないが、仮に週5億円のペースを維持できれば、来年2月にはアナ雪を捕捉できる。