2016.11.15 06:28
デジタルハリウッドの主婦・ママクラスでは、子連れでウェブデザインやプログラミングが学べる。人材会社と連携して就職支援まで行うのが魅力だ(デジタルハリウッド提供)【拡大】
人手不足のIT業界に未経験でも就業意欲の高い人材を送りこもうと、子育て女性や主婦を対象にウェブエンジニアやデザイナーを育成する講座が注目されている。派遣会社とIT系専門学校が事業提携するなど「仕事にする」を重視した体制が特徴だ。スキルを身に付けた主婦層が、人手不足の市場で新たな戦力となる期待がある。
女性の就職支援に特化した派遣会社ビースタイル(東京都新宿区)とIT人材養成学校を運営するデジタルハリウッド(東京都千代田区)は、「主婦・ママクリエーターズオーディション」を17日に都内で開催する。
デジタルハリウッドが設けるデジタルコンテンツ制作の講座「主婦・ママクラス」出身者を、ビースタイルが採用意欲ある企業に紹介する「就職マッチングイベント」だ。受講者は企業向けに作品を発表し、企業は人材をスカウトできる。
両社は、7月に事業提携した。デジタルハリウッド出身のIT人材を就職につなげる「出口戦略」が狙い。主婦向け講座で特徴的なのは、在学中から仕事を受注して経験を積めることだ。