テスラ死亡事故、自動車業界に衝撃 「自動運転」開発戦略の練り直しも

2016.7.2 07:05

 テスラ・モーターズの電気自動車で「自動運転モード」作動中に死亡事故が起きたことに、自動運転技術の開発に取り組む自動車業界に衝撃が広がっている。今回の事故が契機となって各国で厳しい規制が設けられれば、各社の開発戦略にも影響を及ぼすからだ。

 自動運転車をめぐっては国内メーカーでも日産自動車やトヨタ自動車、ホンダなどが開発を急いでいる。日産は、今年発売するミニバンに、高速道路の単一レーンを走るケースに限って自動運転が行える機能を搭載する。トヨタは今年1月に自動運転の研究・開発拠点を米国に設立。ホンダも自動運転の核となる人工知能(AI)の研究開発拠点を9月に東京都内に開設するなど、早期の実用化に向けた対応を加速させる。

 技術の実現が間近に迫る中で起きた今回のテスラの事故。「これで開発の潮目が変わる可能性もある」と国内大手自動車メーカー幹部は懸念する。事故を受け、各国でメーカーの想定をはるかに上回る厳しい規制が導入される可能性もあるためだ。そうなれば各社の開発戦略は練り直しを迫られる恐れもある。テスラの事故は自動運転に大きな課題を突き付けた格好だ。

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