富士重工業の吉永泰之社長は20日までに、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、「2021年にスバルらしい走りを楽しめる電気自動車(EV)を投入したい」と述べた。18年に発売するプラグインハイブリッド車(PHV)に加えてEVもラインアップし、環境規制に対応する。
富士重の主力市場の米国では、18年から販売台数の一定割合をEVやPHVにする規制が始まる。吉永社長は「規制に合わせて(環境対応車を)投入する」と説明。高級EVを販売する米テスラモーターズを例に挙げ、「EVの概念を変えるような車種を投入したい」と話した。
ハイブリッド車(HV)では提携するトヨタ自動車から技術供与を受けたが、「(他社のような)航続距離の短い街乗り用を想定していない」として独自に開発する方針を示した。