2016.4.28 06:30
都内のセルフスタンドではレギュラーガソリンの価格が1リットル当たり100円台前半の店舗が多い(東京都世田谷区)【拡大】
今年の大型連休(ゴールデンウイーク、GW)は、ガソリン価格が7年ぶりの安い水準となりそうだ。経済産業省資源エネルギー庁が27日発表した25日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、18日の前回調査より50銭高い117円10銭だった。原油価格の上昇を受け7週連続の値上がりとなったが、前年の同時期に比べ20円程度安い。来週もガソリン価格は値上がりするとみられるが小幅にとどまる見込みで、ガソリン安は自動車で遠出する行楽客の恩恵となりそうだ。
「満タンで給油する人が多い」。GWを前に都内のガソリンスタンドの店員はこう話す。首都圏のセルフスタンドではレギュラーガソリンを1リットル当たり100円台前半で販売する店舗が多い。価格が高い時には金額を指定する客もいたという。
石油情報センターによれば、4月25日時点の全国平均小売価格は2015年4月末と比べ16%、14年4月末に比べ29%低く、09年4月末(115円90銭)以来の低水準だった。