2016.4.19 07:11
外部給電器をつなぎ「走る電源」としても使えるホンダの燃料電池車(FCV)「クラリティフューエルセル」=18日、埼玉県和光市本町【拡大】
ホンダは18日、3月にリースを始めた新型燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエルセル」の試乗会を埼玉県で開いた。FCVではトヨタ自動車が4人乗りの「ミライ」を2014年12月に発売して先行したが、ホンダは5人乗りにするなど、ガソリン車並みの車内空間などをアピールして対抗する。ホンダがエコカーの「本命」と位置付けるFCVの新型車を体験した。
「伸びやかな走り」
新型クラリティの運転席に乗り込み、電源を入れる。シフトレバーの代わりとなる「D(ドライブ)」ボタンを押し、アクセルを踏み込むと滑らかに加速した-。運転を始めて気付いたのは操縦に対する反応の良さだ。
FCVは燃料の水素を酸素と反応させて発生する電気を使用するモーター駆動車。ガソリン車よりも、アクセルへの応答が速い。