総務省の統計によると平成27年にネットショッピングを利用した二人以上の世帯の割合は27.6%だった。調査を始めた平成14年の5倍に増加したが、ネット上の取引に不安を抱く人もまだ少なくない。NTTドコモは通信キャリアとしての強みを生かした「ドコモ ケータイ払い」でネットショッピングの可能性を広げたいとしている。
ケータイ払いはネットで購入した代金を毎月の料金とまとめて支払うサービス。「以前はゲームなどのデジタルコンテンツの利用が多かったが、最近はスマホが普及した影響でフリーマーケットアプリを利用する女性が増えている」とドコモのプラットフォームビジネス推進部の大浦勇亮氏は話す。
一般的なネットショッピングと違うのはクレジットカードが要らないところ。購入サイトごとにクレジットカード番号などを入力して決済をするのではなく、購入手続きの際にはドコモのサイトに移動してドコモの暗証番号を入力して決済する。
今では当たり前になった代金立て替えの仕組みには利便性の向上だけでなくネットで買い物をするハードルを下げる効果もある。