2016.2.19 05:00
携帯端末経由で「ポケットドクター」を使って、自宅にいながら遠隔診療を受ける患者(写真はイメージ)【拡大】
ソフトウエア開発を手掛けるオプティムと医療情報のプラットホームを提供するMRTは、国内初のスマートフォンやタブレットを用いた遠隔診療アプリ「ポケットドクター」のサービスを4月から始める。健康保険が適用され、自宅にいながら医師から適切なアドバイスを受けられる。1340の医療機関が賛同してスタートする。2019年3月までに全国の10%に相当する、約1万カ所の医療機関に参画を促していく。
身近に医師がいない離島や過疎地のほか、体調が悪いものの仕事が忙しくて通院する時間がない場合や、体に違和感があるが通院するほどではない状態-など、さまざまな利用を想定している。
従来の電話による診療では、医師は会話内容だけで症状を判断せざるを得なかったが、ポケットドクターは、モバイル端末のカメラやウエアラブル機能を使って、患者の顔色や患部の状況、体温や脈拍、血圧などを把握することで、遠隔地からでも適切な診断ができる。