IT(情報技術)関連調査会社のMM総研が1日発表した2015年9月末の光サービス加入数は2728万9000件で、4~9月の新規契約数から解約数を引いた純増数は64万2000件(3月末比2.4%増)だった。スマートフォンによる高速モバイル通信サービスの普及などで伸びが鈍化。NTT東西地域会社のシェアは07年9月以来、8年振りに7割を切った。
15年2月にスタートしたNTT東西の光サービス卸の契約件数は234万8000件だった。光サービス全体の8.6%にとどまり、サービスの目的だった「新規需要創出効果は限定的だった」(MM総研)と分析。17年3月に871万件、18年3月に1200万件と増加を見込み、20年3月には光サービス全体の56%を超えると予想している。
NTT東西の契約数は1903万6000件(光サービス卸含む)で3月末より32万件増えたが、シェアは0.4ポイント低下し、69.8%に下落した。KDDIは13.1%から13.3%に微増。ケイ・オプティコムは5.7%で横ばいだった。