2015.4.29 05:00
キャリア女性の転職支援事業を展開しているのがLiB(リブ)。昨年に誕生したばかりのベンチャーだが、会員登録数が2万人に届こうとするなど早くも存在感を発揮している。安倍晋三政権では、女性登用の促進を重点課題として掲げており、ニーズが高まるのは必至。松本洋介社長は「『働く女性のロールモデルがない』や『上司に女性がいない』といった世界をなくさなければならない」と事業拡大に意欲を示す。
--会社を立ち上げたきっかけは
「最初に勤めたリクルートの職場では女性が占める割合は8割。次の勤務先のトレンダーズも同様の比率だった。女性は真面目で、仕事は細かく丁寧。素直に働く女性を尊敬していた。しかし、どんなに活躍し優秀であっても一様に『働き続けることができるのか』と悩んでいるのを目の当たりにして、何とかしたいという思いが常にあり、会社設立に至った。女性の社会進出が増えれば日本の労働人口問題に大きなインパクトを与えるはず、といった思いも原動力となっている」
--サービス内容は
「働き続けたいと願う女性正社員の転職をサポートする。リブが運営するリブズキャリアでは、過去に到達したことがある年収が400万円以上をターゲットとしている。具体的には会員登録すると、コンサルタントと出会う機会を得られる。また、女性の活躍を願う企業からスカウトがくるほか、自らも応募できる」