ゲーム制作会社レベルファイブ(福岡市)は7日、都内で戦略説明会を開き、テレビアニメや玩具などとのクロスメディア戦略で同社が大ヒットさせた「妖怪ウォッチ」を海外展開する方針を発表した。任天堂や米玩具大手のハズブロと連携して2016年春に北米に玩具で進出し、その後他の地域にも展開する。
日野晃博社長は妖怪ウォッチについて、「社会現象とも言える状態になった。関連コンテンツはすべての分野で大ヒットし、関連市場は2000億円規模になっている」と強調。海外展開については「最大の力で進めたい」と述べた。詳細は明らかにしなかったが、任天堂ブランドでゲームソフトを提供するほか、ハズブロが玩具「妖怪メダル」などを販売するとみられる。
発表会ではこのほか、妖怪ウォッチに次ぐクロスメディアプロジェクトとして、「スナックワールド」をアニメ、漫画、ゲーム、映画などで展開すると発表。ファンタジーと現代を融合させた独特の世界観が特徴という。