日本フードサービス協会が25日に発表した2月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月に比べ0.9%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回った。異物混入問題などで客離れや売上高の大幅減少が続く日本マクドナルドの不振が続いているが、前年2月は関東・甲信越地方で2度の大雪に見舞われたことの反動や、春節の訪日外国人増加で、レストラン利用客が増えたことでカバーした。
ファストフードは5.7%減。牛丼チェーンなどの和食が2.6%増となったが、ハンバーガーなどの洋風は16.2%減。日本マクドナルドの2月既存店売上高が28.7%減で、2けた減が8カ月連続で続いていることの影響が出た。
ファミリーレストランは8.9%増。前年2月は大雪が週末にかかったことで、客数が落ち込んでいたのに対し、今年は穏やかな天候で、客数も伸びた。東京都心の繁華街で、訪日外国人客の増加があったことなどもあり、ディナーレストランも売上高が10.1%増と好調だった。