日産、好調「ローグ」を一部移管 円安追い風、国内工場の稼働増加へ (1/2ページ)

2014.12.20 06:51

 日産自動車のカルロス・ゴーン社長は19日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに答え、円安で国内拠点の競争力が増しているため、米国で生産している新型スポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」(日本名・エクストレイル)の一部を国内工場に移管する考えを明らかにした。早ければ来年にも実施する見込みで、年間10万台以上の規模を予定する。

 ゴーン氏は急速な円安基調について、「(国内生産は))有利な条件だ」と指摘。輸出採算の改善を踏まえ、「現地生産を進める戦略は変更しないが、好機をとらえ国内工場の稼働を増やしたい」と説明した。

 ローグはもともと日産自動車九州の工場で生産していたが、新型投入に合わせ米国向けは昨年10月から米テネシー州のスマーナ工場に移管。年間十数万台規模で生産している。販売好調で品薄が続いているが、現地では乗用車「アルティマ」やSUV「パスファインダー」などの販売も伸びており、増産余力がないという。

ゴーン氏は「100万台維持は一切心配していない」と自信

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