ソニーは19日、スマートフォンと連携し、文字や画像などの情報を視界に重ねて表示する眼鏡型ウエアラブル端末「スマートアイグラス」を開発し、ソフトウエア開発企業向けに開発キットの提供を開始した。歩行者向けナビゲーションなどアプリケーションの種類を充実させた上で市販化する。
端末本体は、市販のスポーツ用眼鏡をやや大きくした程度の外観で、眼鏡部の重量は約77グラム。レンズは85%と高い透過性を持たせた。
端末をかけると、視界の下部に緑色で文字や絵などの情報が表示される。下を見ることなく自然に情報を読み取れ、ストレスが少ない。
まだ試作品の段階で、バッテリーを含めたコントローラー部は外付けのため、「一体化しても小型化できるかどうかといった課題の解決を進め、商品化を急ぎたい」(武川洋・デバイスソリューション事業本部SIG準備室統括部長)としている。