米粉普及の兆し、弱点克服へ試行錯誤 加工用新素材・コメ新品種が後押し (1/4ページ)

2014.6.21 07:02

米粉用米の需要と計画生産量

米粉用米の需要と計画生産量【拡大】

 コメを製粉した米粉の活用が徐々に広がり始めている。食物アレルギーの要因の一つに数えられる小麦粉の代替品としてパンや麺類向けが伸び、もちもちとした米粉製品の独特の食感も好評だ。

 堅くなりやすい米粉製品の弱点を解消する食品素材や米粉に適したコメの開発も進むなど、コメの消費拡大につなげる有望株に米粉を育てる取り組みも活発化してきた。ただ需要は伸びているものの、国が掲げる目標には遠く届かないのが現状。最大の障壁となっている製粉化コストの高さを解消するには流通量の拡大が欠かせず、関係者の試行錯誤が続いている。

 軟らかいパンの秘密

 20日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた国内最大規模のベーカリー・洋菓子専門展。250社以上の食品関連企業が出展する中、米粉を大量生産してきた株式会社の大潟村あきたこまち生産者協会(秋田県大潟村)が出品した米粉パンが「焼きたてではないのに軟らかい、しっとりしている」と関心を集めた。

「コメネピュレは米粉の普及拡大に向けた起爆剤になる」と高く評価

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