実質的な大幅値下げとなるドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」。通話を定額にし、家族や端末ごとにデータをシェアできるようになるので、本当に自分に合ったプランを見つけたい。既存のプランが継続できることも悩みを深くしているが、お得なプランがあるなら見逃すわけにはいかない。ドコモスマートラウンジ(東京・有楽町)の佐久間未歩さんに相談してみた。
20代の独身男性、お得になるのか
記者は20代の独身男性で配偶者を得る予定も当分ない。現在入っているデータ通信量3GBの「Xiパケ・ホーダイライト」プランでは、月額5743円に通話料がプラスされた料金を払っている。新プランでは、他社の携帯電話と固定電話を含め国内通話がかけ放題となりデータ通信量が2GBで6500円。判断が難しいところだ。
記者は現行プランでは通話ごとに料金が加算されるのに対してデータ通信量に毎月余裕があるため、連絡は常にメールやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、LINE通話などで済ませてきた。宅配便の再配達依頼、飲食店の予約、仕事先など日常生活で固定電話に連絡する機会は意外と多く、通話料がかさむことを気にして電話をかけることを避けてきたのだ。
しかし、ゆっくりと声を聞きたいこともある。新料金プランのカケホーダイにすれば料金分以上の“心のゆとり”をもたらしてくれるかもしれない。学生のみだった既存の「ドコモの学割」に対し、新プランにある「U25応援割」は学生以外にも対象を広げたので、25歳以下なら社会人でも毎月500円割引で年間で6千円となる。