三越伊勢丹ホールディングスが31日に発表した2013年4~12月期連結決算は営業利益が前年同期比23.2%増の297億円で08年4月の経営統合後、過去最高となった。売上高も同5.1%増の9667億円、最終利益も同12.2%増の196億円だった。
昨年3月に改装した伊勢丹新宿本店の売上高が同11%増となったほか、景況感の改善を追い風に三越日本橋本店、銀座三越の売上高も前年を上回った。
同社は4月の消費税増税を前に首都圏の9店で売上高の1%にあたる約60億円の駆け込み需要があると試算。一方、増税の反動減は前回増税時を参考に売上高が4%程度落ち込むとするが、担当者は「今回はそこまでマイナスが大きくならず、影響が及ぶ期間が上期で終わる可能性もある」と話している。