航空会社のスカイマーク(東京)は4月1日から、神戸空港と仙台空港を1日2往復運航すると発表した。神戸-仙台路線は全日本空輸(ANA)が平成21年3月末に廃止して以来、5年ぶりの復活。4月から神戸空港は2年ぶりに、発着枠上限の1日30往復に達することになる。
同線は、神戸発が午前9時25分と午後5時45分、仙台発が午前11時半と午後7時50分。5月末までの大人普通運賃(片道)は1万9300円。座席数の制限はあるが、就航記念の割引運賃として、5月の大型連休中を除く4~6月中の運航分を早期に買うと、片道の最安値は税込み7700円となる。
神戸空港をめぐっては、関西国際空港や大阪(伊丹)空港との住み分けで、1日の発着が上限30往復に制限されているが、今回の神戸-仙台便就航で9路線30往復となり発着枠の上限に達することになる。
市空港事業室は「東日本大震災と阪神大震災の被災地同士を結ぶことで、両都市で市民レベルの交流が進む。これまで以上に利用促進を図りたい」と歓迎している。