男性用避妊具のコンドーム国内最大手であるオカモトは、中国に初の工場を建設して今秋から現地生産し、中国での事業拡大に踏み切る。これまでは現地メーカーや海外の同業他社に出遅れていたが、販売体制が整ってきたことから、世界最大の巨大市場への本格参入を決めた。
当面、年間100万グロス(1億4400万個)を現地生産し、同国で販売する。今後とも大量消費が見込めることから、毎年2割は生産販売を増やしていく予定だ。
オカモトの海外部によると、中国ではこれまで同社製品は割高だと敬遠されてきたが、製品の品質などが評価されて、「中国での販売量が年々増えてきたことから、中国に工場を作ることを決めた」という。